公務員採用試験の面接で合格するために、マイナスポイントを避け、ポイントアップを積むコツを紹介します。ジョブカフェ、ハロワ、公務員スクールの無料面接講座で得られた知見を元に書きます。
個人面接編のポイント
姿勢よく、普段より声を張ること!
いつもより声を張ることが重要です。噛んでもさほど気になりません。
自己アピールは強みを3つ挙げる。根拠エピソード、どう活かせるか説明
まずは、自己アピールをまず3つ言います。スキル、経験、特性/長所などがよいでしょう。
そして、その根拠となる具体的エピソードを述べ、それが市政/県政のどの部署で活かせるかを関連付けて伝えます。
私の場合は、英語力、経営知識/経理知識、着実志向 の3点を伝えました。具体的なエピソードを根拠付けて伝え、私の強みは、国際関係の部署、窓口業務、会計課等で戦力になり、どう活かせるかを話しました。
嘘はダメですが、突き抜けるためには誇張して言うぐらいがいいと思います
志望理由は端的に
その自治体が好きです!という姿勢を見せるとよいです。 だいたい皆さん似たような話になるので、 何か突出した理由があればよいのですが、当たり障りのない、マニュアルどおりの回答でもよいかと思います。
自治体サイトのトップページにある施策や、長の話に出ている施策について言及する手もありますが、突っ込まれて敗退する姿をよく見かけました。相手はプロですからね。
学歴、職務経験は、前向きに説明
学歴、職務経験は、履歴書に沿って説明するパターンが多いです。進学した大学、就職先の志望理由等を聞きます。
停学、退学、転職、退職、ニート期間があれば突っ込まれます。ここでは、後ろ向きな回答は絶対NGです。「○○がいやだった」「こんなひどいことがあった」等です。
「次につなげるために、やむなくそうした」とエピソードを話しましょう。場合によっては、エピソード作り上げもありだと思いますが、自分の理想に絡めながら話しましょう。
また、公務員浪人の場合は、並行して進めたことを補足しましょう。
ツッコまれポイントに対して、前向きな回答を出し続けることがポイントです
ただし、「やりたいことがあったから辞めた/転職した」だけでは、マイナスに取られがち。「今いる場所で、同時進行でできないなら、役所に来てもダメかな」と思われるので、納得させられる理論武装が必要です。
回答困難な質問について → ちょっと考えさせてください
面接の中で回答に窮する質問が出ます。すぐに回答するとボロが出ます。「えー」や「うーん」は見苦しいので、しっかり断って時間を稼ぎましょう。
「申し訳ありません、ちょっと考えさせてください」で時間稼ぎ
仕事する上で、自分のキャパシティーを超えた、想定外のケースが多々あります。そうしたときに、どう対処できるかを面接官は見ています。
当たり障りの無いことを回答できればOKです。
圧迫面接なんかもこの部類です。そこで激怒なんかしたら負けです
実務では圧迫面接以上のことが起きますからね。
最後に何か聞きたいことはありますか
最後の話は印象に残りますので、無意味な質問はマイナスポイントになりがちです。
【回答例】
市/県のサイトが充実しており、知りたいことは全て掲載されていました。
(冒頭の自己アピール3つを、再度言いつつ)私の強みを、○○市/県で大いに活かしていきたいと思います。よろしくお願いします!
退席時「ありがとうございました」だけじゃダメ!きちんとお礼を言う
面接が終わり、退席となったとき。「ありがとうございました」だけで終わらせないこと!
きちんと、忙しい中でお時間をいただいたことに謝意を伝えます。「私のために」とちゃんと言うことがポイントです。
【回答例】
本日は、お忙しい中、私のためにお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。私の強みを大いに発揮して、○○市/県に貢献してまいります。何卒よろしくお願いします
公務員採用試験 面接合格 ポイントアップのこつ まとめ
集団面接では、最低限のことができず、光るものが無い人を切ります。
個人面接では、個を見ます。
公務員は、市民からみられるため、清潔感があり、誠実な人柄が受けます。また、着実に仕事を進められる安心できる人材が求められます。その点を念頭に面接に臨みましょう。