公務員を辞めたい方へ。退職願/退職届の書き方、出し方、いつまでがよいか

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公務員を退職する場合は、「退職願」を提出します。民間企業と違い「退職届」ではありません。提出先は所属長(課長)がマナーであり、一般的です。その後、人事担当者が任命権者に退職の承認をいただく流れとなります。できれば遅くとも退職希望日の1ヶ月前には提出しましょう。

役所勤務かつ翌年度以降の職員配置を気にする方は、10月~11月上旬頃までには意向を伝え、年度末の3月に退職することです。時期については自治体により異なる場合があるので、例規をみたり、所属長に確認しましょう。

それでは、理由も含めてくわしく説明します。

公務員を辞めたい方へ 退職願の書き方(退職届× 辞表×)

公務員の退職願

公務員の場合は、「退職願」を提出します。次のことを記載します。

  • 退職希望日
  • 退職理由(一身上の都合により、 でOK!)
  • 自分の名前、所属
  • 任命権者の名前
  • 提出日

用紙サイズは何でもかまいませんが、A4サイズが一般的です。

退職願の例文

上記のことを書けば問題ないです。
作成書式は、人事課が持っている場合があります。心配性の方はいただくとよいでしょう。
参考例文は次のとおりです。

   退職願
                   令和〇年〇月〇日

△△△長
△△ △△殿

 この度、一身上の都合により、令和■年■月■日をもって
退職いたしたく、ご承認願います。

〇〇部〇〇課
〇〇 〇〇 (印)

退職理由の詳細は、記入不要です。
思いがあるなら言葉で説明しましょう

封筒に入れて提出しましょう

封筒の表に「退職願」と書いて提出します

公務員を辞めたい方へ 退職願の提出先は、所属長(課長)

退職願は、所属長に提出するのが、マナーであり一般的です。

その後、所属長との面談で様々な話があると思います。退職の意向が強ければ主張を貫けばよいと思います。

心が固まっていない場合は、療養休暇や休職などの制度もあるので、いきなり退職の相談をせず、心のうちを相談するとよいでしょう。

退職の意向は、同僚に相談しない方がよいです。間違いなく広まります。

退職理由について

理由を聞かれますが、一身上の都合でよいです。
退職理由に、職場環境や、職場の人間関係を挙げた場合、解決策を提示してくるでしょう。

公務員を辞めたい方へ 退職願の提出時期はいつまでがよいか

辞めるタイミングは、遅くとも1ヶ月前

所属長との面談、人事→任命権者の承認を考慮すると、遅くとも1ヶ月前です。ただし1ヶ月未満でも3週間程度ならOKと思われます。各自治体の例規によるので確認しましょう。

有給休暇があるなら、消化期間を考慮して提出タイミングを検討しましょう。

欠員補充計画を考慮するなら10月頃まで

公務員の職員採用計画は、定数に対する欠員補充の考えです。定数より多く採用することは基本的にできません。

欠員や翌年度以降の職員配置を気にする優しいお方なら、10月頃までには意向を伝え、年度末の3月末退職とすることです。多くの自治体は、10月~11月に来年度予算編成などを実施しており、また、後期の新採用職員選考中であるからです。翌年度職員採用計画の増員に間に合う場合が多いので、欠員のダメージが少ないと思います。

そして、欠員補充計画の時期を過ぎると臨任(臨時的任用職員)などの代替職員の採用計画を追加検討し、翌々年度の新採用職員で正規補充することになります。

詳細時期は、自治体や、その年の採用計画により異なるので、例規や所属長、人事担当者に確認しましょう。

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良い特徴はそのまま使い、課題面は良いように言い換えましょう。

他にも、ストレス耐性や上下関係の適性が見れたりします。

上司としてのあなたのタイプは?

部下としてのあなたのタイプは?

上司と部下の相性表

実は、辞めたい気持ちは、現職場での上下関係の適性が合っていないだけだったり、一時的にストレス耐性に弱い環境にいるだけだったりするかもしれません。それが客観的に数値化できます。

退職したい真の気持ちは、どこにあるのか?このような客観的なデータでも確認しましょう。

公務員は、世間的には使えないレッテルを貼られがちですが、根拠を大切にする姿勢、慎重さは意外と求められるスキルでもあります。選ぶ職業によっては経験も活かせます。

市場価値や適性は、若いうちは小さく見積もったり、逆に大きく見積もってしまったりしがちです。客観的な情報を参考にしましょう。

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公務員を辞めたい方へ まとめ

退職願の書き方、提出方法、提出時期について書きました。

「せっかく難関の公務員試験を突破したのに、辞めるなんてもったいない!」

この世間の言葉に勝てる退職理由と決意を持ちましょう。

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