国勢調査で調査員が住民の方からよく聞かれる質問を、FAQ形式でまとめました。
「回答は義務なの?」「個人情報は大丈夫?」といった疑問にお答えします。
拒否したり虚偽報告すると罰則も…。
住民が最も気にするのは 「個人情報の保護」「回答の義務性」「提出方法」 の3点ですので、そちらを中心にまとめています。
1. 国勢調査について 何のため?義務?
Q1. 国勢調査って何のために行うのですか?
国勢調査は、日本に住むすべての人と世帯を対象とした最も重要な統計調査です。人口や世帯の実態を明らかにし、行政サービスやまちづくり、福祉政策などに活用されます。
Q2. 回答は義務ですか?→義務。拒否には罰則あり
はい。統計法に基づき、国勢調査は回答義務のある調査です。拒否や虚偽の記入は法律で罰則が定められています。
国勢調査は統計法に基づき実施します。第13条では「国勢調査などの重要な統計調査についての報告義務」が定められています。さらに、第61条では「報告を拒むまたは虚偽の報告をした者に対して50万円以下の罰金」が定められているので注意しましょう。
Q3. 個人情報は守られますか?→調査員に守秘義務あり
調査票の内容は厳重に管理され、統計以外の目的(税務調査や選挙管理など)に使われることは絶対にありません。調査員にも守秘義務があります。
2. 調査方法について
Q4. 調査票はどのように配られますか?
調査員が各世帯を訪問し、紙の調査票やオンライン回答用の案内を配布します。
Q5. インターネットで回答できますか?
はい。国勢調査はインターネット回答が推奨されています。配布されるIDとパスワードを使って回答可能です。

Q6. 紙で提出したい場合はどうすればいいですか?
記入済みの調査票を、郵送で提出するか、調査員に直接渡すことができます。
3. 回答内容について
Q7. 外国人も対象ですか?
はい。日本に住んでいる外国籍の方も対象です(短期滞在を除く)。
Q8. 学生や単身赴任者はどこで記入するのですか?
ふだん住んでいる場所で記入します。下宿先や単身赴任先が対象です。
Q9. 家族が長期入院中/施設に入所中ですが?
入院や施設に3か月以上滞在している場合は、そちらで調査対象となります。
4. 回答の実務的な疑問
Q10. 調査票をなくしてしまった場合は?
調査員や市区町村の国勢調査担当窓口に連絡すると、再発行してもらえます。
Q11. 回答期限を過ぎたらどうなりますか?
できるだけ早めに提出をお願いします。期限後でも受け付けます。
Q12. 書き方が分からないときは?
調査員や市区町村の国勢調査コールセンターに問い合わせることができます。
5. 調査員への質問
Q13. 調査員はどんな人ですか?
市区町村が任命した非常勤の公務員です。身分証明書を携帯しています。

Q14. 調査員に直接渡す必要はありますか?
必ずしも必要ありません。インターネット回答や郵送での提出も可能です。
Q15. 調査員に回答内容を見られることはありますか?
調査員は内容を確認したり記録したりすることはなく、回答内容は厳重に封緘され統計局に送られます。
Q16.調査員の報酬は?仕事内容は? →答える必要ないけど、1調査区5万円程度
1調査区5万円程度(報酬額は担当する調査区の世帯数によって増減します。)
1調査区は70世帯前後で、原則2~3調査区を担当していただきます。
担当する調査区は自宅から徒歩又は自転車で回れる範囲で指定します。
主な仕事は次のとおりです。
- 調査員説明会への出席(8月下旬から9月上旬の間で、そのうち1日)
- 担当する調査区の確認
- 調査の説明と調査書類一式の配布
- 調査票の回収
- 調査票の整理と提出
国勢調査の調査員がよく聞かれる質問と回答 まとめ
国勢調査は、日本に住むすべての人と世帯を対象とした重要な統計調査です。
「回答は義務なの?」「個人情報は守られるの?」といった不安は多いですが、調査員や自治体が厳重に管理し、行政以外の目的で使われることはありません。安心して回答してください。
特に住民が気にするポイントは以下の3つです。
- 個人情報の保護は徹底されている
- 回答は統計法に基づき義務
- 提出方法はネット・郵送・直接渡しの3種類
疑問があれば調査員や市区町村のコールセンターに確認すればOKです。
国勢調査員の仕事とスケジュール管理まとめ






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